このような症状でお悩みの患者さまの原因は下記の6つの原因が考えられます。
歯周病とは、歯の周辺から歯の根っこまでバイ菌が入り込み、そのバイ菌が歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です。
歯を支える骨を溶かすことにより、歯肉が腫れたり、出血したり、歯がグラグラして揺れてきます。そのことが原因で堅いものが噛めなくなることがあります。
もうすでに歯周病や、虫歯による抜歯で奥歯を失ってしまった方は、そのまま放置しておくことでどんどん歯並びは崩れてきます。
歯は28本あってはじめて全体のバランスを保っていますので、歯がない部分には横の歯がどんどん倒れていってしまいます。また、奥歯がないので堅いものをしっかり噛むこともできなくなります。
もうすでに歯周病や、虫歯による抜歯で奥歯を失ってしまった方は、そのまま放置しておくことでどんどん歯並びは崩れてきます。
歯は28本あってはじめて全体のバランスを保っていますので、歯がない部分には横の歯がどんどん倒れていってしまいます。また、奥歯がないので堅いものをしっかり噛むこともできなくなります。
親知らずを抜かずに放置している場合にもこのような症状が起こります。
親知らずは生えてくるスペースがないと、すぐ横の歯を無理に押して出てくることがあります。
その親知らずが健全な歯並びを悪くし、かみ合わせを悪くします。
また、親知らずが斜めや真横に傾いて生えている場合は、かなり強い力で横の歯を押してきます。そのことによってドミノ倒しのように健全な歯並びを乱し、その状態で堅いものを咬むと痛みが出たり、またはまったく噛めない、ということもあります。
虫歯菌が歯の根っこまで到達している場合は、硬いものを咬むと痛みが出てしまい噛めなくなることがあります。
虫歯になった歯は硬いものを咬むと痛みがでることがあります。
「硬いものがかめなくなった」、とご相談された場合、ほとんどの医院では、特に治療を行うことはありません。
ほとんどの医院さんでは、「様子をみましょう」ですとか、「あまり硬いものをかまないように」と指導をされることが多いと思います。
「硬いものが噛めなくなった」というお悩みでお越しになられた患者さまにはまず、なぜそうなったのか?という原因から探していきます
上記の(1)〜(6)の原因のうち、全ての原因が当てはまる場合もあり、また親知らずだけが原因だったという場合もあります。
大切なことは、なぜそうなったか?ということをきちんとご説明したい、ということです。
この部分を治療を実際に受けられる患者さまにご理解頂けないとどんなにいい治療をしても原因を取り除かなくてはまた同じ症状が出てくる、という悲しいことになってしまいます。
硬いものが噛めない大きな原因のひとつに「かみ合わせ」を悪さが上げられます。
かみ合わせは体全体のバランスを司る非常に重要な部分です。
お口の中には28本の歯があり、その一本一本にそれぞれ役割があります。
人間がものを咬む力は100キロを超えると言われています。
その100キロを超える力をお互い支えあって力を28本で分散しながら噛むことがとても重要です。
つまり奥歯で噛んだ時はしっかり奥歯で噛めて、その時に前歯が当たっていてはうまく噛むことはできません。
人間は無意識に歯ぎしりをしています。
顎を左右に動かすことによって振り子のように体のバランスを整えているのです。
この時にうまく左右が動かすことができないかみ合わせ(上の歯が下の歯を覆い被さるような)の場合、顎を動かそうとしても上の歯が邪魔になります。
それが原因で前歯が折れたり、飛び出したりしてしまいます。
かみ合わせは歯だけの問題ではなく、体全体のバランスも整える重要な問題です。
根本的な原因を取り除かなくてはどんなにその部分にいい治療を施したとしても、何度も何度も問題は繰り返されてしまいます。
歯周病の程度にもよりますが、歯周病治療(ワンステージフルマウスディスインフェクション)により細菌除去を行ないます。
その後、矯正治療によりかみ合わせを改善し、マウスピースにより歯を正常な位置に戻し、きちんと噛める状態に戻していきます。
以外に知られていませんが、歯がないままの状態にしておくと歯並びはどんどん崩れていきます。
歯は28本揃ってはじめてバランスを保ちます。
1本でもない部分があると、そこにドミノ倒しのように倒れ始めてゆきます。1日でも早く治療をはじめられることをおすすめします。奥歯に歯を入れるために「インプラント治療」を行います。
インプラント治療の後、全ての歯を正常な位置に戻すようにマウスピースを作製しきちんと噛める状態に戻します。
親知らずは当院では必ず「抜歯」をおすすめしております。
親知らずは放置しておいて良いことはひとつもありません。下の親知らずを抜歯後、マウスピースを作製し、歯が正常な位置に戻るようにします。歯を元の位置に戻すこときちんと噛める状態に戻します。
歯の根っこの膿を完全に除去し、再度同じ部分にバイ菌が侵入しないように「特殊接着技術」で蓋をします。
「薬で治す治療法」により虫歯治療を行い、再度同じ部分にバイ菌が侵入しないように「特殊接着技術」で蓋をします。
「硬いものがかめなくなってきた」と、お悩みの患者さまの原因は必ずしも一つであることは少なく「親知らずと歯周病」「親知らずと虫歯」「歯周病と奥歯がない」など患者さまによって原因はさまざまです。
まずはお口の中を実際に診させて頂き、パノラマレントゲン写真などで患者さまの顎の骨の状態まで確認させて頂きます。
それぞれの原因によって原因除去、もしくは、現状維持、悪化の遅延を目的に治療方針を患者さまとご相談しながら行なってまいります。