All-on-4(オールオン4)とは、全ての歯を失った方(無歯顎)対象の最新のインプラント治療方法です。
「総入れ歯の方」や「多くの歯を失った方」に、4〜8本のインプラントをバランスよく埋入し、その日のうちに理想的な仮の歯を固定する治療法です。
ワンデイインプラント(オールオン4)の特徴
以前は総入れ歯の方の場合、インプラントを10〜14本埋め込む手術が一般的でした。本数が多いと、手術時間は当然長くなります。
し かし、最近の研究で、特殊な技術を用いれば、日常生活に不可欠な6番目の歯まで12本(片顎)の歯を支えるために必要なインプラントは、十分な骨があれば 4〜6本にできることがわかったのです。また、手術後から8〜10本の歯で軽く噛むことで、骨とインプラントの結合が促されることも明らかになりました。 つまり、必要最少本数で、手術当日から、連結された12本の歯を支える――これがワンデイインプラントの考え方です。
すでに欧米では普及してきているこの方法なら、患者様の費用や肉体的負担、さらには精神的な面でも負担を減らすことができます。
埋入の本数は、骨の状態をCT撮影し、さらに画像解析により検討した上で最適な本数を決めていきます。
ワンデイインプラント(オールオン4)の治療説明
Step.1
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顎の中央に2mmのツイストドリルを使用し、深さ10mmまで形成します。 |
Step.2
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2mmのツイストドリルを使用し、適切な深さを形成していきます。傾斜角度は最大30度から45度です。 |
Step.3
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骨の密度に応じて部位を拡大し、インプラントを埋入します。 |
Step.4
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前歯部2箇所を形成し、インプラントを埋入します。 |
Step.5
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縫合後、歯の型取りをします。 |
Step.6
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出来上がった補綴物を、スクリューで固定します。 |
Step.7
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All-on-4(オールオン4)は、上顎でも下顎でも適応できます。 |